群馬県大泉町の日伯学園(ブラジル人学校)に行ってきました

緊急事態宣言が出される前に、群馬県大泉町の日伯学園(にっぱくがくえん)に行ってきました。大泉町はブラジル人が多いことで有名ですが、日伯学園は在日ブラジル人向けの学校で、未就学児から高校生までが学んでいます。ブラジル人の子どもたちは日本の学校ではついて行けず、ほうっておくとポルトガル語もに日本語も話すことができないのだそうです。
創設者の高野祥子さんはブラジルに移住し現地で同じ移民の光雄さんと結婚、帰国して1991年9月に学校を作りました。お子さんの井上みどりさんが園長先生として学園の事務を取り仕切っています。
井上さんの案内で授業の様子を見ることができました。いわゆる複式学級で、1クラス10~20の子どもたちが学んでいました。
この学校では本国ブラジルから取り寄せた教科書で学び、それとは別に日本語や英語、スペイン語の授業もあります。
校舎はクラスごとにプレハブが並んでいるもので決して立派なものではありません。補助金なし、月謝だけでここまでやってきたそうです。
子どもたちは人なつっこく、各教科の先生もフレンドリーで授業を中断して自己紹介の機会を下さいました。今後も彼らが日本で活躍できる場や機会を増やすために、何ができるかと考えていきたいと思います。

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