環境教育のプログラム評価指針

「環境教育のプログラム評価研究会」は、環境教育の評価に関する学問体系を提案するもので、それに向けた最初のプロセスとしてプログラム評価に焦点を当てるとともに、プログラム実践の現場で応用可能な手法の開発と検証を行うものです。

研究会の趣旨

評価の事例へのリンク

本指針は、学習プログラムの効果把握や改善を目的とした評価のヒントを提供するものです。そのため、「プログラム評価」を中心とした指針とするが、その前提としての「学習到達度評価」、プログラムの集合体として一部「カリキュラム評価」にも言及するものとしています。

評価の対象は学校教育は幼稚園・保育園から大学まで、社会教育は、子どもから企業までとします。

評価の視点は、資質・能力評価、社会情動的スキル評価、社会的インパクト評価の3つに分けています。

評価には、内部評価と外部評価があり、内部評価の主体には、学習者、教育者、保護者、政策決定者が考えられます。これらの主体の自己評価と相互評価が考えられます。外部評価は研究者などの専門家が行うものが一般的ですが、教育者、保護者、政策決定者も場合によっては外部評価の主体になります。

効果の把握手法は、質問紙調査(選択式、テキストマイニング)、インタビュー(半構造化、自由)、ポートフォリオ分析(筆記、実演)、観察(動作・発言分析、生理的指標の測定(皮膚電気抵抗、心拍数、発汗、唾液アミラーゼなど)を想定しています。

以下より、我々の研究グループ参加者の研究成果がご覧になれます。評価の事例へのリンク