「SDGsマネジメント論」授業終了

いくつかSDGsに関係する授業を受け持っていますが、そのうち「SDGsマネジメント論」のご紹介します。私が最も力を入れている授業の1つです。5学科共通の科目で履修希望者が多く、250名から120名程度を選抜しています。

通常の回はFacebookで私の社会活動を紹介→ISO14001の用語解説→グループワーク→企業のSDGsの取り組み紹介→グループワーク→小テスト と言った流れで進めています。

本人の許可を得て、以下に感想を少し掲載します。私の意図は概ね伝わっているようです。

Q:中口さんはこの授業を通じて、何を訴えたかったと思いますか?

私が思うに中口さんは将来設計のヒントをこの授業を通して私たちに伝えようとしてくれたのではないかと感じている。その理由として、毎回の授業でさまざまな種類の企業の取り組みについて紹介してくださった。これにより私たちは多くの業種について知り、考えることが可能になり、将来自分がどんな課題解決に取り組み、どんな仕事に就くのが適切かを具体的に想像することができた。またこれまで学習してきたマネジメント論の視点は他人が気がつかないような視点でもあり、そのような視点で企業を評価することは、人事採用者への大きなアピールポイントとなったり、好印象を与えることもできる。このような視点を私たちに与えてくれたのはこれからを担う私たちへの中口さんからのプレゼントだったのではないだろうか。さらに社会では初対面の人と堂々と話せる高いコミュニケーション能力が必須であるということを伝えるため、話すことやテンションを上げることが苦手でも、外聞構わず私たちと向き合ってくださった。中口さんの思いを受け継ぎ、今度は私たちが自分自身の意見を誰かにぶつけて、私たちの社会を作り上げていく第一歩としたい。

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現在、将来の就職について悩んでいる人に、様々な企業の取り組みを紹介して、将来自分がどんな課題解決に取り組んでどんな職業に就きたいかを考えてもらいたかったこと、社会で重要なコミュニケーション能力を身につけてもらいたかったこと、時にはユーモアや遊び心は大切だということなど、将来の設計のヒントになることを中口さんは訴えたかったのだと思う。
また、Facebookの紹介などを通して、中口さんの生き様を知ってもらい、もしみんなが壁にぶつかった時に、中口さんの生き様を参考にしてもらいたいと訴えたかったのだと思う。
そして、SDGsの授業をするだけではなく、それに加えて上記のような人生に大切なことを教えたかったということを中口さんは訴えたかったのだと思う。

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Q: 授業の内容・方法や、教科書・パワーポイント・動画のわかりやすさなどについてのコメントを400字以上書いてください

写真付きや動画付きのパワーポイントはすごく見やすくて覚えやすいです.私は,まとめ用のノートを作りましたが,パワーポイントのおかげで重要な言葉や語呂合わせをノートに写しやすかったです.また,たまにPDCAサイクルの音楽が頭に流れてくるので授業を受けている成果を感じました.語呂合わせについても知っている言葉から頭文字をとっているので覚えやすかったです.ただ,AKBなど頭文字を思えていても中身がパッと出ない時があったので復習は大切だと思いました.初めの中口さんの活動を聞くことは,SDGsに関して全く知らない私にとっては新鮮なものばかりで毎回聞いてみたいと感じています.ほかの市の方と関わる機会がないので話を聞くだけでもとても勉強になります.小学生みたいな授業のほうが私は受けやすいです.ただ,テスト前で勉強する際に語呂合わせがわかっていてもそれがなにに使用されいるか分からなくなってしまうときがあったので,そこも一緒に覚えながら授業中から取り組めばよかったなと思いました.今日披露してくださったオーボエですが,感動しました.生で楽器をきくことが久しぶりだったので,音楽をきくことはやっぱりいいなと感じました.半年間ありがとうございました.

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中口さんは当初から「大学らしくない授業」を掲げて授業を行っていましたが、SDGsに関する内容を取り扱う上では適切な形式なのではないかと感じました。もちろん、SDGsには先端技術による課題解決も含まれますが、念頭にあるのは私たちの日常生活であると考えています。それらは専門的な知識というよりも、普段の意識次第で気づくことができる一般的なものも多くあると感じています。SDGsを知る上での学問の入り口として、親しみやすく、理解しやすい授業であったと思います。
唐突な「ながぐつ劇団」や歌の登場には毎度驚かされました。過去の中口さんの授業も通してある程度慣れてきたものの、動画が流れている際の教室の独特な雰囲気はクセになります。
また、時折登場するとんでもないダジャレや冗談は、密かに笑いながらいつも聞いています。ダジャレのセンスがあまりない私にとっては、かなり好きなノリです。授業を受けながら、ダジャレのオチを考えることの難しさも実感しました。普段の授業の裏には明かされることのない数多くの苦労があることを知り、授業へのモチベーションが向上しました。
授業の最終回では、中口さんの演奏を久々に聴くことができ、非常に感動しました。私自身、趣味で管楽器や鍵盤楽器の演奏を日々練習しております。楽器を演奏することは、言葉と同様に、時にはそれ以上に強いメッセージを相手に伝えることができるものであると感じています。実際に、最終回での演奏を聴きながら、中口さんのこれまでの授業への想いを強く実感することができました。今後の中口さんの授業でも、素敵な演奏を聴くことができればうれしい限りです。別の授業で再びお目にかかれることを楽しみにしております。
最後に、半年間、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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