町田市バイオエネルギーセンター見学

町田市のバイオエネルギーセンターに見学させていただきました。

このバイオエネルギーセンターは乾式メタン発酵による都市ゴミ処理施設で、またバイオガスを利用したエネルギーセンターでもあります。

この写真は施設全体を表した模型になっており、施設内を分かりやすく説明をするための工夫が施されています。これだけでなく、施設に訪れた方々へ施設の仕組みについて、分かりやすく説明するためのアクティビティやアニメーションなどがたくさんあります。

集められたゴミが処理される一連の流れを説明していただきました。ゴミによるバイオガスで発電をしていたり、ゴミがコンクリートになり町の公共物に再利用されていることを知り、ゴミを介することで町と施設が繋がっているような一体感を感じました。

 

ゼミ合宿2023_2日目

つづいて2日目は、シリカ製造施設視察、飯豊蔵視察、ソーラーシェアリングの見学に行きました。

現在、シリカ水などで注目を集める「シリカ」をもみ殻から生成し、酒粕と配合することでできるエシカル商品の製造現場を、見学させていただきました。地域の特性を活かした商品開発であり、また今まで燃やし処理していたもみ殻を利活用する持続可能性の高いところに興味を惹かれました。

酒造醸造場を見学させていただきました。酒造醸造場はお酒の匂い漂う魅惑の空間でした。蔵人の方の案内のもと、様々な行程を踏みお酒がつくられていることを実感することができました。

藤棚式のソーラーシェアリングと垂直型のソーラーシェアリングの見学をさせていただきました。地質や周辺環境などの農地の特性や地域住民の理解、法律などの多くの条件をクリアし、これらのソーラーシェアリングが設置されていることが分かりました。垂直型のソーラーシェアリングは実用垂直営農において日本初であったため、実施されるまでに発電事業者・運営者のただいなる熱意があったことを知ることができました。

この度の磐田研究室ゼミ合宿に関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。皆様のおかげで素晴らしいものとなりました。深く感謝いたします。

 

 

ゼミ合宿2023_1日目

今年のゼミ合宿は1泊2日で福島県に行きました。1日目は、産業技術総合研究所(産総研)の福島再生可能エネルギー研究所の見学に行きました。

産総研では再生可能エネルギーに関わる様々な研究が行われており、多くの設備を間近で見ることができました。中には、普段私たちが研究テーマとして扱っているものの実物を見ることができたので貴重な体験となりました。

例えば、風力発電のブレードの横にある発電機などを備えた部分は、遠くから見ると小さく見えますが、間近で見た時には建物1階分くらいの高さがあることがわかり、上空にこんなものが設置されていたのかと驚きました。

遠くから見た場合 ↑

間近で見た場合 ↑

また、余剰電力を水素に変換するための水電気分解装置の研究も行っていました。通常水素を製造する場合は、一定の電力を流しながら製造するのがこれまで行われてきたことですが、余剰電力は常に変動するため、電解装置に流れる電力もこれまでとは異なり変動することになります。その変動にも対応可能な電解装置の開発・研究を行っていることを知り、とても興味深いお話を聞くことができました。

水電解装置 ↑

その他にも、地中熱利用や太陽光、アンモニア発電など、様々な再生可能エネルギーに関する研究が行われており、多くの参考になるお話を聞くことができました。

栗田工業見学

水処理のための設備や薬品を製造する栗田工業のKIHの見学に行きました。KIHとは、Kurita Innovation Hub(クリタ・イノベーション・ハブ)の略で、水に関する様々な課題を様々な業界から集めて研究を行っている場所です。

上の写真のように、建物は特殊なデザインとなっており、滝をイメージして作られたそうです。これはパイプとなっており雨水をためて少しづつ地下に戻す機能と換気の機能を併せ持っています。

水処理に関しては、研究室ではあまり取り扱う機会が少ない分野ですが、様々な技術が駆使されており学ぶことが多かったです。その1つとして、微生物は有機物を分解してくれるため水はきれいになりますが、微生物が増えすぎると汚泥の原因にもなるためその対策として、微生物を小動物に食べさせることにより微生物の過剰な増加も防ぎつつ食物連鎖も作り出すということをしており、かなり奥が深いなと感じました。

エネルギー関係では微生物発電というものがあり、水処理の際に使われる微生物を用いることにより発電も行える技術があるということを知りとても興味深かったです。

2023年度中間発表

2023年8月4日に学部生10名の中間発表が行われました!

それぞれが自分の研究についての説明を10分間で行いました。今回の発表では研究テーマを分かりやすく他人に伝える難しさを確認する良い機会となりました。また、研究内容や進捗度だけでなく発表の仕方においてもまだまだ課題が残っているので改善に努めたいと思います。

11月に行われる発表に向け、良い発表が出来るよう学生一同頑張ります!