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2024/02/15

3年生の授業成果を新宿で発表! 応用演習2023 

すべての授業が終わった1月末。環境システム学科の3年生有志が、応用演習(※)の授業成果をご協力頂いたジェイアール東日本都市開発の皆様へ発表する機会を頂きました。ここでは、ジェイアール東日本都市開発の新宿本社で行われた発表会の様子を紹介します。

 

写真は発表後の総評を頂戴する際の学生たちの凛とした後ろ姿。

 

(※)応用演習の授業内容などの詳細は芝浦工業大学広報サイトでも紹介されています。
環境システム学科「環境システム応用演習」チーム最終発表会を開催しました
https://www.shibaura-it.ac.jp/headline/detail/20240117_7070_623.html


環境システム学科3年生後期授業である応用演習は、建築、都市、環境、情報という様々な専門分野を目指す学生がランダムに9名ほどのチームを形成し、グループワークによって横断的な学びを身に着けるためのアクティブラーニング授業です。各チームには担当する地域が設定されており、その地域に根差した行政や企業の皆様と連携し、地域の社会課題を見つけ出し、学生たちは解決策を提案します。

 

今年度は9つのチームを結成し、それぞれ以下の周辺地域を担当しました。

上尾市平方地区周辺(埼玉)、熊谷市熊谷駅周辺(埼玉)、白岡市白岡駅東口駅前周辺(埼玉)、浦和駅西口高砂地区周辺(埼玉)、墨田区曳舟駅周辺(東京)、那須町大丸温泉周辺(栃木)、西浦和駅周辺(埼玉)、港区麻布地区周辺(東京)、柏駅東口周辺(千葉)

 

その中の一つ、チーム7は埼玉県の西浦和駅周辺を担当し、ジェイアール東日本都市開発の皆様にご協力頂きました。すべての授業日程が終了した後、皆さまへ感謝と報告として、新宿本社で発表する機会を頂きました。

 

現地調査、アンケート調査、発表会へのご参加など、日常業務にお忙しい中、ご協力頂きました。「社会人の皆様への感謝の気持ちは、最高の授業成果を見せること」を合言葉に学生たちは授業を終えても集中力を切らすことなく、万全の準備で発表会に臨みました。

 

当日は発表会だけでなく、懇親会まで設けて頂き、その場では、同社に所属される芝浦工業大学のOBOGの皆様も多数参加してくださりました。

 

横断的な学びを目指す環境システム学科ですが、社会で活躍される先輩方との世代と業界を越えた議論は、横断的かつ縦断的な学び(斜断的な学び?)となり、学生にとっては大学の授業では得られない貴重な機会となりました

 

以下、写真とともに当日の模様をお伝えします。

 

 ↑ 発表会当日の集合場所は新宿駅新南口改札前です。模型を入れた大きな段ボール箱を抱えた学生が集まります。教員が「失礼のない服装で!」と伝えた結果、皆さんネクタイを締めて正装。引率する教員だけがノーネクタイ姿となりました。

 

 ↑ 担当地区である西浦和駅周辺の模型を分割して持参しました。大宮キャンパス近くのスーパーで手に入れた段ボール箱に組み合わせ、取っ手を付けた力作です。取っ手のバランスと強度が怪しいですが、このようなところに建築構造授業の教えが生きているかもしれません。

 

 ↑ 段ボールによる模型箱には背負い型もありました。宅配デリバリー風の攻めたスタイルです。しかし、地元の駅ですでに肩ベルトがちぎれ、抱えて移動してきたとのこと。中身の模型が心配です。

 

 ↑ 参加メンバーが全員集合したことで、正装に段ボール箱を抱えた若者の集団が新宿の街に出ます。

 

 ↑ こちらが本日の発表会場であるJR東日本本社ビル。映画監督・新海誠監督の映画でも描かれる東京のランドマークです。このビルの高層階で授業成果を発表します。

 

 ↑ 会場に入り、1/200スケールの西浦和駅周辺の模型も無事にセッティングし、発表に向けての最終打ち合わせをする学生たち。

 

 ↑ 発表の前にご参加頂いた皆様の前で、ひとりひとりの発表学生を紹介頂きました。この時が緊張感マックス。

 

 ↑ いよいよ、発表が始まりました。提案タイトルは「Nishi-Urawa NEXT STAGE 誰もが挑戦し、輝ける街、西浦和」です。スクリーンの前に模型を置き、その周辺を学生たちが囲み、発表しました。

 

 ↑ スクリーンに映し出された提案内容をより分かりやすくお伝えするために、模型の該当箇所を持ち上げたり、指し棒で紹介しました。

 

 ↑ 発表の最後は動画で提案全体を紹介します。ここでも該当箇所の模型を持ち上げて紹介するのですが、動画の動きに合わせて持ち上げるので意外と忙しい。

 

 ↑ 発表が終わり、質疑応答の時間が始まりました。現場で働くプロフェッショナルから鋭い質問を頂戴します。

 

 ↑ 質疑応答の時間は続きます。現場のプロフェッショナルの先輩からの問いかけに真摯に答えます。これも学びです。

 

 ↑ 最後は社長からの総評。学生たちも背筋を伸ばしてお話を頂戴します。

 

 ↑ 発表会が終わるとさっそく個別に参加者の皆様からコメントやアドバイスを頂戴します。必死になってメモを取る学生。良い心がけです。

 

 ↑ 発表会場での議論は続きます。やはり、模型があると議論が活発になります。大宮キャンパスから新宿へ、オリジナルの段ボール模型箱で持参した甲斐がありました。

 

 ↑ 発表会後は、会場を移して懇親会を開催頂きました。会長からのご挨拶。今日の発表会を前に会長自ら週末に西浦和駅周辺を事前見学してくださったとのこと。学生たちも感激しておりました。

 

 ↑ お酌する、そして、お酌される。これから社会に出る学生の所作はまだまだぎこちないですが、これも学びです。Z世代の吞みニケーション。

 

 ↑ 当日は芝浦工大教員の作山教授も参加し、学科としての感謝の言葉を述べました。

 

               

 ↑ 美しい夜景よりも食事。懇親会後、高層ビルからの夜の景色を背にモクモクと食べる学生たち。

 

以上。