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2017/05/19

増田幸宏准教授がジャパン・レジリエンス・アワード2017で最優秀レジリエンス賞を共同受賞

“増田幸宏准教授がジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017で、最優秀レジリエンス賞を共同受賞しました。増田准教授がメンバーとして参加している「西富久地区市街地再開発組合 防災ワーキンググループ」として応募し、グループを代表して表彰を受けました。

【受賞者】 増田 幸宏 准教授 (環境システム学科) ※共同受賞
【発表題目】 コミュニティで共有する防災・減災情報システムの開発と実装
地震災害時に「今この建物に何が起きているか」 をリアルタイムに把握し、建物や地域から「逃げずに、とどまる防災」を実現するための、コミュニティで共有する新しい防災・減災情報システムの開発を行い、超高層集合住宅を含む都心部再開発地域において実装した成果を発表したものである。本システムは、発災時にモニタリング機能によって避難するべきかどうかを関係者に即時に伝えることが可能となる。避難の必要が無い場合は、生活継続に必要な情報(電気、水道、エレベータの状況や備蓄品に関する情報など)を時間の経過に応じて伝えることで、災害時においても生活の継続性を確保し、日常生活への早期復帰を支援する。

地域の広域情報ではなく、いま自分のいる建物がどうなっているかを発災後に即座に知りたいというニーズに応える仕組みとして、建物の安全性やライフラインの状況を一元的に把握するシステムはこれまでに例がなく、災害からの復元力の高いレジリエント(強靱)なまちづくりを目指して、これからも建物・地域での新しい情報提供の仕組みとして展開することを目指していく。”