activities 活動レポート

2023/02/01

メイキング・オブ・応用演習2022_“名物授業”に取り組む学生たちの姿

環境システム学科の“名物授業”と呼ばれる、学部3年生後期「応用演習」の本年度2022年度の授業が終わりました。さっそく、本学企画広報課による授業紹介が様々な媒体で伝えられています。

 

芝浦工業大学広報サイト
環境システム学科の「環境システム応用演習」最終報告会が開催 〜地域の協力を得て課題を解決する実践的なプランを提案〜
https://www.shibaura-it.ac.jp/news/nid00002931.html

芝浦工業大学公式Tiktok
システム理工学部環境システム学科の演習授業です!
https://www.tiktok.com/@shibaura.insti.of.tech/video/7190355597349571841?is_from_webapp=1&web_id=7176436750503527937

 

写真は最終発表会で教室に並べられた各チームの模型群。壮観です。


そこで、
こちらの環境システム学科サイトでは、授業の裏側として、授業に取り組む学生たちの課題提案の提出直前の様子を紹介します。

9月下旬から始まった後期授業も新しい年が明けるとグループ発表と個人発表を残すのみ。最終発表会には、提案を立案するにあたり様々なご協力を頂いた対象地域の皆様にオンラインや対面でご参加頂き、学生たちがグループごとに発表します。学生たちは地域で生活する皆様へ提案の想いを届けるため、新年早々から緊張が高まります。

環境システム学科のある5号館5階の5561教室では、授業の空き時間、授業後など、連日最終の学バスがなくなった後も、教室が使用許可の出ている22:00まで、学生たちは膝を突き合わせて作業していました。

4か月にわたる授業の終盤になると、今までの情報をまとめる作業に入ります。年末年始に役割分担し作業を進めていた、建築意匠、構造、都市、環境、情報と自ら目指す専門領域の提案を統合します。提案をわかりやすく伝えるための発表スライド制作に並行して、自分たちの提案を魅力的に伝えるため模型や動画も作ります。

3年生後期という時期は、授業を通して、自らの専門性が定まっていく時期です。4年生の総合研究に繋がる専門性を高めつつ、それをどのように周囲を巻き込み計画とするのか? “阿吽の呼吸”ではなく、異なる意見を戦わせ、提案をまとめるコミュニケーション能力が求められるのも、この「応用演習」という授業が学科の“名物授業”と言われる所以です。

過去数年、スクリーン越しにコミュニケーションをとることが日常であった学生たちは、テーブルを挟んで議論し、模型を作り、スライドを作るなどのリアルなコミュニケーションの難しさも体感したと思います。

笑い、歓声、笑顔、嘆き、ため息、苦み走った表情、黙考、黙々と手を動かす、などなど。それを皆と一緒にできる喜びにあふれる5561教室の風景でした。

 

↑ 壁に窓枠と細かな部分まで模型で表現していきます。

 

↑ 敷地周辺のまちなみを作っていくのも提案を際立たせるのに重要な作業です。

 

↑ 色華やかな模型。バラの花をモチーフにした植物園とのこと。

 

↑ 模型を作っていてもパソコン上の図面データは適宜修正されていきます。

 

↑ 「あれ、このチームは模型作らないの?」「私たちは3Dプリンターで作るので!」 デジタルネイティブ!

 

↑ 紙にプリントアウトして提案内容をチームメンバーと確認します。

 

↑ 模型の横にはスイーツが。根詰めた作業が続くと、頭が糖分を欲します。大切なのはスケジュール管理と体重管理。

 

↑ 学生たちが作業をしていた5561教室の提出直前の様子。連日の作業は、最終の学バス後の22:00まで続きました。

 

↑ おまけ:ホワイトボードに綴られた学生の魂の叫び。

「応用演習おわらん!帰りたい!!年越したい!!!」

「年越前に戻りたい!時間が…」

(それはスタートが遅かっただけのような・・・? 教員談)