地域創生研究室(中口研究室)の概要

本研究室は、人口減少や産業衰退などの悩みを抱える地域において、自然環境、再生可能エネルギー、ごみ・リサイクル、商店街、交通、エコライフ、住民参加などの切り口から地域レベルでのSDGsの達成を目指しています。

具体的には都市や農山村において、現状と課題・因果関係を分析した上で、幼稚園~小学校~高校の環境学習やESD(持続可能な地域づくり教育)を実践したり、環境資源や人材を活かしたイベントなどの“地域創生”活動を企画し、市民団体・行政・企業・町内会・商店街などの方々と協働しながら実行し、その効果をアンケート調査や観察調査によって明らかにすることで、地域課題解決や持続可能な地域づくりに貢献しています。

研究室のモットー
・SDGsの達成に貢献する企業・組織で通用するノウハウを習得する=学科のSDGsをすべて使いこなせるようになる
・提案で終わらない。提案を地域で実践し、効果を測定する
・Withコロナ時代の新たな教育・ビジネスの手法を考える

★★★2020年度のプロジェクト★★★
1)岡山県西粟倉村における食のプロジェクト・SDGsマネジメントシステムの構築
・食品加工・販売店のSDGsの取り組み評価・PR
・食品ロス、健康・環境配慮型食事の啓発教材の開発と実践
・SDGs未来都市推進のための目標・指標設定と達成状況の把握
・大茅集落の活性化支援(芝桜の維持管理ボランティア活動)

2)国際交流・在留外国人支援活動
・さいたま市立中等学校、埼玉県立高校における国際交流授業支援と効果測定
・埼玉県内の国際交流NGOやJICA埼玉・国際交流協会との連携による外国人との交流
・外国人向けごみ啓発動画作成と群馬県大泉町における実践

3)SDGsツーリズムの実施
・滋賀県SDGsスタディツアーの実施(SDGsインパクトラボとの共同実施)
・岡山県西粟倉村SDGsスタディツアーの実施(岡山県立林野高校、岡山大学、岡山県立大学、清心女子大学学生も参加)

4)企業のSDGs事業展開の支援やSDGs指向型人材の育成
・サスティナブル人材開発機構の会員企業様と当該企業の強みを活かしたSDGs貢献・課題解決型事業の提案と試行
・SDGsアクター認定制度と資格取得のための研修教材開発
・地元密着型企業、ローカルベンチャーや若手起業家、女性経営者へのヒアリングを取り入れた高校・大学の授業実践

5)SDGsに関する学習プログラムの開発と実践
・埼玉県川越市内の企業のSDGsの取り組み紹介動画作成とこれを活用した小中高校のキャリア教育授業の実践
・「SDGsモンスターを倒せ」オンラインゲームの開発と埼玉県久喜市内小学校における実践
・水害に関する避難行動シミュレーション開発とさいたま市内中学校での防災教育の実践
・地元密着型企業、ローカルベンチャーや若手起業家、女性経営者へのヒアリングを取り入れた高校・大学の授業実践(再掲)

6)SDGs商店街づくり支援
・北九州市魚町商店街、川越市中央通り商店街、さいたま市東大宮東口商店街(青年会)との連携